ごあいさつ
カイロ日記
腰椎分離すべり症の脚のしびれが1回で取れたけど、その後が大事!
40代男性M氏の腰痛、下肢痛、シビレの症例です。
以前から腰痛があって、3週間前にYouTube動画を参考に過剰にそるようなエクササイズをしたら、左下肢の痛みとしびれが出てきた。
YouTubeで壊す人が増えましたね!
1週間経っても常に痛みしびれが強いので、病院でMRIとレントゲン画像を撮ると、医師から腰椎分離すべり症と告げられた。
物療と投薬を受けるが、あまり変化ないので、知人のご紹介で当院へ来られた。
痛みとしびれは1回で取れた
MRI画像を見せていただくと、第5腰椎に1度(下図参照)くらいの変位があったので、
施術で椎体のすべりを引っ込めると、1回で痛みと痺れは消えた。
程度によるが症状は早々に消えやすいのです。
正座をイメージすると分かりやすいが、脚をほどけば圧迫が解除されて痺れは徐々にうすれる感じ。
だから痛む部位に注射をしたり電気をかけたり薬を飲んでも解決しない。
神経や血管の通路が開放されて下腿の脛骨筋や腓骨筋、指伸展筋などの筋力は8割もどりました。
図解 整形外科学検査法より
日常生活の姿勢が大事!
すべりは再発しやすいので、日頃の姿勢が大事なのです。
①の姿勢は痛みがぶり返しやすい!
②の姿勢を常に心掛けてほしい。
③のゴリラの様な姿勢が一番安定するが女性には勧めにくい。
※軽度のすべりでも痛みを繰り返すと数年かけて脊柱管狭窄症になるので気遣ってほしい。
すべり症エクササイズ
M氏はスポーツを楽しみながらすべり症の筋力強化を希望されたが、今は以下のエクササイズをお勧めしました。
①普通に脚を伸ばせば腰がそるので、日常から柔らかすぎる寝具は避けましょう。
②膝を立てて腰椎を床方向へ押しつけつイメージ。8秒×3〜5回
③腰椎を床に押し付けてまま、お腹をペコッと凹ませるように腹横筋を発動させる。息を吐いて横隔膜を緩めるとお腹を凹ませやすい。5秒×3〜10回
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TEL 0995-46-1941
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胸郭出口症候群 手の痺れは治りました。
霧島市在住の同級生H君が「右手の痺れは治るかね?」と相談してきた。
半年前に肘から指先にかけてしばしば痺れを感じたので、心配になって病院を受診したら、胸郭出口症候群という診断です。
MRIで脳と頸椎は異常なく、マッサージ、電気治療を受けていました。
うるうカイロ院でも治療前後の確認のため、胸郭出口症候群の検査をします。
ライトテスト【胸郭出口症候群の検査】 図解整形外科学検査法より
ライトテストのメカニズム 小胸筋などの過緊張によって神経血管が圧迫されて循環悪化します。
痺れは脳の問題や椎間板ヘルニア、狭窄症だけでなく、鎖骨下の圧迫による痺れもあります。時に肘や手首の影響もあります。
H君は腕を上げると、右腕の脈が止まる胸郭出口症候群の陽性がありました。
H君の胸郭出口症候群を起こしやすい原因とは
最初は一昨年の夏に、右腕がイライラするような重苦しさを感じたといいます。
昨年の夏場にも再発して同様な重苦しさが半年続いている。
H君はアルコールが好きで休肝日がない。特にビールが大好きで夏場の摂取量は相当なもの。50代も後半に入り、処理能力が落ちてきたかな。
いつも軟便で、一日中身体がすっきりせず右のわき腹から背中が張る。そんな右半身の調子で趣味のDIYで右手を酷使したようです。
休肝日を設けて、胸郭出口を整えてシビレは徐々に治りました。