ごあいさつ

カイロ日記

2023-04-29 12:22:00

【治療例】日本舞踊で膝をふんばれない 膝痛の原因は色々

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慢性の膝痛をどうにかしたい(70代 女性 霧島市)

 

Eさんは5年前に膝の痛みで整形外科病院を受診して変形性膝関節症と診断され、これまで右膝の水を2回抜いて不安な日々を過ごしてきました。


2年前から定期的に膝関節にヒアルロン酸の注射をしますが、足腰に力が入らないので、日本舞踊で腰を落とす姿勢ができず不安が募ります。

 

見かねた生徒さんからのご紹介です。

 

 

 

なんでもかんでも ヒアルロン酸

 

病院で画像を見せられ「軟骨がすり減っているから痛い」とか「ヒアルロン酸を注入しないと治らない」と説明されて、それ以外は何もしていません。

 

ドラゴンボールの仙豆みたいに、ヒアルロン酸を取るだけで膝の悩みがスパッと解決すればありがたいが、そんなことはあり得ません。

 

年を取ればみんな軟骨は薄くなって身長が1~2センチ縮みますが、元気に韓国岳や高千穂峰に登山をされる高齢者は沢山います。

 

膝の痛みは、膝以外の機能低下した身体を知らず知らず使いすぎることに問題があるので、一度、身体全体を見直し修正する必要があります。

 

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あなたはいくつ当てはまりますか?

 

Eさんにもチェックしてもらいました。膝に痛みや違和感のある方は見直す必要があります。

鏡の前で骨盤の傾きや肩の高さの違いを感じる
いつも同じ側に横座りや脚を組んだりしている
仕事や介護など変な姿勢で持ったり抱えたりする
急激に体重が増えた
座っていることが多くあまり歩かない
踵の高い靴を履く。あるいは履いていた
魚の目やタコがある
外反母趾や扁平足
捻挫や骨折の経験がある
手術で切開の経験がある
便秘や下痢をしやすい。軟便傾向
下っ腹が出てきた
下肢が冷えやすい
消化があまり良くない

脂肪分の多い食べ物を取りすぎる

糖質を取り過ぎている
水溶性ビタミン、鉄、タンパク質の必要性、栄養の偏りを感じる
嗜好品に食物アレルギーの可能性
薬の副作用
精神的に沈みがち
あまり眠れない

 

 

 

骨盤の歪みや内臓の機能低下が原因

 

Eさんの膝を支える大腿四頭筋はかなり筋力低下していました。


Eさんが大腿四頭筋の力を発揮できない原因は

 

○骨盤の歪みによる大腿四頭筋の弱化

 

○腰椎の歪みによる大腿四頭筋の弱化

 

○運動不足による筋力低下

 

○胆嚢の機能低下による膝窩筋の弱化。

 胆嚢の働きは食べた脂肪分を乳化(エマルジョン)する事です。

 Eさんは大好きな洋菓子をほぼ毎日食べて、胆嚢がお疲れモードでした。

 胆嚢の機能低下で関連筋の膝窩筋が筋力低下を起こしていました。

 膝裏の膝窩筋が弱化すると膝関節がグラグラして周辺の筋力を発揮できません。

 

 

洋菓子は週一回に

 

大好きな洋菓子は週一回にして消化器系への負担を減らしました。

 

背骨や骨盤など週1回の治療で踏ん張りは早々に良くなりました。

 

痛みが軽減したのでスクワットなど筋力強化も図り、無事に踊れるようになりました。

 

                               

2022-12-23 16:33:00

膝の治療について 膝の変形、痛みを予防!

膝の痛み、ひざの重さ、腫れ、水がたまる

 

数年前に南日本新聞で、膝の手術をされる方が日本国内で年間8万人とありました。毎日200人以上です! 手術に満足と書いてありましたが、それは痛みに凄く苦しんでいた期間と比較してでしょう。杖を使わなくて済むようになったとか、買い物に行けるようになったとか、夜中の寝返りで目が覚めなくなったとか、etc。登山など楽しめるような健康な状態に戻れる方は少数です。

 

痛みに対して注射や内服薬、塗り薬で抑える処置ばかりすると、根本原因を見逃してしまいます。また、これまでの運動や活動を減らしたり諦めたりして安静の対策を長期間とっていると、体重が増えたり筋力が減って悪循環に陥りやすいので、痛みを我慢せず早めの対策が必要です。

 

 

膝関節痛を引き起こす原因に次のようなものが考えられます。

 

  1. 腰椎・骨盤の歪みによる膝関節への負担
  2. 消化器系や下腹部臓器の機能性低下による下半身の弱化
  3. 手術痕の癒着や足首捻挫などの古傷による機能連動性の低下
  4. 運動不足、活動不足による筋力低下、足腰不安定
  5. 栄養不足や糖質過多によるミネラル不足、血液循環不全
  6. ストレスなど自律神経の過緊張による循環不全

 

 

膝関節のセルフチェック

 

膝関節の問題はささいなことで始まる事があります。大したことないと思っていたことから激しい痛みが引き起こされる可能性があります。どんな場合も前駆症状はあるものです。次のような気配があるときは、早めの対策が有効です。

 

  1. 歩行中にガクッと力が抜けそうな時がある。
  2. 長時間座っていると、最初の一歩が辛い。
  3. 立ち座りで支えが必要に感じる。
  4. 歩行中に下肢の一部分に違和感が発生する。
  5. 最近つまずく。

 

 

カイロプラクティックでは

 

カイロの臨床現場でも、膝関節痛の原因が脊柱・骨盤にあるケースは珍しくありません。うるうカイロプラクティック院は、こういう膝関節の治療ケースを得意としています。それは、膝関節のみにアプローチするのではなく、他の関節、筋肉の問題を含めて総合的に判断して治療するからです。

 

QOLを高めて健康寿命を伸ばしましょう。

 

 

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