ごあいさつ

カイロ日記

2024-02-08 09:48:00

今週末は鹿児島アロマ報告会でセラピストにスピーチさせていただきます

 

お客様がむくみや凝り、痛みを訴えれば、その部位を刺激したくなりますが、

刺激してもなかなか緩まないとか、再発を繰り返す場合、他のところに問題が起きていることが多々あります。

 

 

1.サブラクセーション、エントラップメント等による神経障害

サブラクセーション(脊椎の歪み)による神経根障害

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症による神経障害

胸郭出口症候群、肘部管、手根管、梨状筋などの絞扼性障害

 

 

2.筋肉の起始部、停止部(関節)の構造的不安定

筋肉は1つ以上の関節をまたいで骨から骨に付着している。この間にある関節にフィクセーションやハイパーモビリティーがあると、その筋が収縮しようとしたとき関節に負荷がかかり、関節の固有受容器が興奮して抑制信号が送られる。

 

 

3.筋肉の受容器(筋紡錘、ゴルジ腱器官)の異常

筋紡錘やゴルジ腱器官そのものが障害を受けているケース

過度の使いすぎや打撲やもみすぎで、筋肉の中には緊張や弛緩と関係するセンサーがありますが強い刺激で壊れる。

 

 

4.拮抗筋、共同筋、安定筋の関係

拮抗筋:対側にある筋肉

共同筋:主導筋をサポートする筋肉

安定筋:主導筋の土台となる筋肉

 

 

5.リンパ循環、血液循環の異常

胸郭上口(鎖骨下静脈角)、縦隔、横隔膜、腹膜、筋などの緊張によるリンパ循環の阻害

胸郭出口症候群、閉塞性動脈硬化症、腫瘍などによる血液循環の阻害

 

 

6.ストレス、不安、緊張などの精神的なもの

精神的な影響は姿勢に現れる。肩を落とす。いからせる。猫背など。

自律神経が過緊張を起こせば筋肉も血管も過緊張を起こします。

括約筋の緊張も起こる(オッディ、回盲弁、肛門)

 

 

7.内科疾患や栄養の問題

内臓機能低下による関連筋の問題、関連痛や筋力低下を起こす。

食事の偏り、低血糖によるグリコーゲン、ATP不足。

 

 

8.ファシアの問題

ファシアは筋肉や内臓などを包む膜組織で、全身につながりを持つ。

トリガーポイント:筋膜に癒着が起こり、リンパや静脈の流れが停滞してむくみが起こる。

 

 

9.クラニアル、顎関節などの問題

頭蓋や顎関節の問題は全身の筋に反射性の筋力低下や過緊張をもたらす。

噛みしめによる筋力低下

 

 

10.歩行のメカニズム、姿勢反射、リアクティブ筋などの問題

・歩行のトラブルは主に足部の歪みや靴の問題

・緊張性頸反射などの姿勢反射による筋の過緊張、筋力低下

・リアクティブ筋

 

 

11.その他

目も内臓のひとつで肩こりや頭痛に関係します。

現代では欠かせないスマホの影響も大きいでしょう。