ごあいさつ
カイロ日記
もんでも揉んでも解消しない肩こりの原因は?
前回は肩こりを起こしやすい筋肉の過緊張に「亢進タイプ」と「抑制タイプ」があると書きました。
もんでも良くならない抑制タイプは、他のところに問題が起きている場合がほとんどです。
人によって肩こりの原因も様々ですから、うるうカイロ院では抑制タイプの過緊張を以下の治療で解消しています。
1.サブラクセーション、エントラップメント等による神経障害
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、胸郭出口症候群などにより神経の流れを悪くして関連する筋が抑制状態になります。
2.筋肉の起始部、停止部(関節)の構造的不安定
骨が歪んだり関節の動きが悪くなると、そこに付着する筋肉が過緊張を起こすので、歪みや動きを整えます。
3.筋肉の受容器(筋紡錘、ゴルジ腱器官)の異常
筋肉の深部には緊張や弛緩と関係するセンサーがあります。神経でつながる背骨を整えたり、受容器自体を手技で整えます。
4.拮抗筋、共同筋、安定筋の異常
肩こりを起こす筋肉の対側にある拮抗筋や同列にある共同筋、それらを支える安定筋などの過緊張を整えることで、肩こりを解消できるパターンがあります。
5.リンパ循環、血液循環の異常
心臓から酸素や栄養を筋肉に送り、老廃物を運び去る。流れを停滞させるポイントを見つければ筋肉はすこぶる快調です!
6.ストレス、不安、緊張などの精神的なもの
自律神経が過緊張を起こせば筋肉も過緊張を起こします。さらに血管も筋肉ですから血管収縮して循環異常を起こします。リラックスリラックス。
7.内科疾患や栄養の問題
関連痛として見れば、心臓や胃は左肩、肝臓や胆嚢は右肩が凝りやすい。自律神経とも関係するから筋肉は抑制になりやすい。
カロリー過多、栄養不足は代謝も悪くなり、ストレスにも弱くなります。カイロプラクティックは内臓機能も正常に近づけます。
8.ファシアの問題
ファシアは筋肉や内臓などを包む膜組織で、全身につながりを持つ。凝りや痛みと関係する膜組織の異常を探しだしてゆるめます。
9.クラニアル、顎関節などの問題
クラニアルは頭蓋骨調整になります。睡眠障害や平衡感覚に異常が見られたときなどに頭にコンタクトして調整します。
顎関節が歪むと首肩も凝りやすい。食べ方やほお杖など姿勢改善も大切です。
食いしばりは様々なストレスが誘引になります。精神的、肉体的、環境的な重複も多々あり、クライアントの協力のもと探し出します。
10.歩行のメカニズム、姿勢反射、リアクティブ筋などの問題
歩行姿勢や機能性の悪い靴の問題、姿勢制御に関係する足首や上部頸椎の歪みなど、痛みやすい壊れやすい問題を見つけて解消します。
11.その他
目も内臓のひとつで肩こりや頭痛に関係します。現代では欠かせないスマホの影響も大きいでしょう。