ごあいさつ
カイロ日記
【治療例】中学生スプリンター の肉離れを早期回復
1. 太ももにズキンと痛みが
2. スポーツ障害の原因を見極め
3. 拮抗筋の働きが大切
4. リアクティブ筋
5. 原因筋も故障筋も両方治療
6. 痛みのない原因筋
7. トラブルの起こりにくい身体に
1. 太ももにズキン!と痛みが走った
大会を3週間後に控えて、部活で全力疾走中に左大腿部前面に痛みが走った!
直後から左足に体重をかけられないほどの痛みが出てきた。
監督からは「肉離れだから今大会は無理」と言われたが、母親が少しの期待と今後も見据えてうるうカイロ院へ連れてこられた。
2. スポーツ障害の原因を見極めます
ラグビーなどコンタクトの多い偶発的な「スポーツ外傷」と違って、
必然性の高い「スポーツ障害」はなんらかの因果関係を含んでいます。
つまり、身体のどこかに疲労や機能低下した所が存在する状態で運動した結果です。
S君もこの数日、足腰に張りを感じながら練習をしていました。
3. スムーズな動きは拮抗筋の働きが大切
単純に説明すると、しゃがんだり立ったり膝関節が屈曲伸展するとき、
大腿部(ふともも)で働く筋肉は、前部が大腿四頭筋、後部がハムストリングです。
しゃがむ時は、大腿四頭筋が伸張しながら、ハムストリングは収縮します。
逆に立つ時は、大腿四頭筋が収縮しながら、ハムストリングは伸張します。
このように、関節がスムーズに動くために拮抗する筋肉がバランス良く伸縮しています。
4. 故障のリスク、リアクティブ筋
S君は前面の大腿四頭筋を傷めましたが、後面のハムストリングが疲労のたまった亢進(異常に昂っている)状態でした。
亢進したハムストリングは伸張しにくいために、拮抗する大腿四頭筋が力を発揮できない状態でした。
この様に亢進した筋の影響で筋力を低下させてしまう筋をリアクティブ筋と言います。
リアクティブ筋は頑張りすぎて凝りや痛み、傷めるなど影響を受けやすいのです。
5. 原因筋も故障筋も両方治療します
故障した筋肉の治療は段階があります。
まずは組織の炎症に対して R I C E 処置が有効です。
(Rest)休息
(Icing)アイシング
(Compression)圧迫
(Elevasion)心臓より高く
学校があるので、アイシング後に傷めた繊維をテーピングで歩きやすくした。
クリニックでは炎症や痛みが落ちついたら様子を見ましょうとなりますよね。
デスクワーク など日常生活レベルの人はこれで無難に過ごせる事もありますが、
組織を押さえると痛かったり、
特定の姿勢で負荷をかけると痛かったり、
その筋肉をストレッチすると痛みやつっぱり感が出れば、まだ強い負荷はかけられません。
肉離れは組織が綺麗に自然回復しない場合が多いので、スポーツ選手はここからが大事!
うるうカイロ院は、傷めてごわついた繊維自体(錐内筋、錐外筋、ゴルジ腱)を手技で修復します。
復帰も早まりかなり有効です。
6. 痛みのない原因筋
原因筋は普段の動作では痛みを感じないことが多いので素人には分かりません。
確認方法として、その組織を押さえると硬結と痛みを感じます。
トラブルの元となる原因筋の組織も手技で修復します。
S君の傷めた大腿四頭筋に対する原因筋はハムストリングだけでなく、
内ももの内転筋や外側の中殿筋も影響していました。
7. トラブルの起こりにくい身体にします!
うるうカイロ院は故障筋と原因筋とそのトラブルとなる神経系の働きも修正します。
そもそも原因筋が出来てしまう姿勢制御系の神経トラブルがあります。
人間の姿勢を制御するための入力情報は主に6つあります。
①視覚系からの情報
②聴覚系からの情報
③頭位による情報
④頸部の回転
⑤迷路刺激
⑥足関節など固有受容器
S君は頸椎の歪みなど頭の傾きや肩の高さに左右差があって、腕の振りにアンバランスが生じていました。
その為に下半身との機能的な連動性が低下して片寄った原因筋を作ったと思われます。
【健康寿命】7. 安定感を高めて綺麗な姿勢に
しなやかにフィットネス
うるうカイロ院では、腰痛や肩こりなど苦痛を取る以外に、老化予防にも努めています。
筋力と同じように反射神経も年々衰えます。衰える速度は増す一方です!
自覚症状はよく分からないでしょうが、転んだ時にわかるかも。
人間の姿勢を制御するための入力情報は主に6つあります。
①視覚系からの情報
②聴覚系からの情報
③頭位による情報
④頸部の回転
⑤迷路刺激
⑥足関節など固有受容器
うるうカイロ院では、足関節や上部頸椎、頭蓋などの歪みを整えて機能性を正常に近づけています。
さらに、50〜70歳代を対象に衰えた反射神経を活性化さえるエクササイズを勧めています。
【治療例】日本舞踊で膝をふんばれない 膝痛の原因は色々
慢性の膝痛をどうにかしたい(70代 女性 霧島市)
Eさんは5年前に膝の痛みで整形外科病院を受診して変形性膝関節症と診断され、これまで右膝の水を2回抜いて不安な日々を過ごしてきました。
2年前から定期的に膝関節にヒアルロン酸の注射をしますが、足腰に力が入らないので、日本舞踊で腰を落とす姿勢ができず不安が募ります。
見かねた生徒さんからのご紹介です。
なんでもかんでも ヒアルロン酸
病院で画像を見せられ「軟骨がすり減っているから痛い」とか「ヒアルロン酸を注入しないと治らない」と説明されて、それ以外は何もしていません。
ドラゴンボールの仙豆みたいに、ヒアルロン酸を取るだけで膝の悩みがスパッと解決すればありがたいが、そんなことはあり得ません。
年を取ればみんな軟骨は薄くなって身長が1~2センチ縮みますが、元気に韓国岳や高千穂峰に登山をされる高齢者は沢山います。
膝の痛みは、膝以外の機能低下した身体を知らず知らず使いすぎることに問題があるので、一度、身体全体を見直し修正する必要があります。
あなたはいくつ当てはまりますか?
Eさんにもチェックしてもらいました。膝に痛みや違和感のある方は見直す必要があります。
✔ | 鏡の前で骨盤の傾きや肩の高さの違いを感じる |
いつも同じ側に横座りや脚を組んだりしている | |
仕事や介護など変な姿勢で持ったり抱えたりする | |
急激に体重が増えた | |
✔ | 座っていることが多くあまり歩かない |
踵の高い靴を履く。あるいは履いていた | |
魚の目やタコがある | |
外反母趾や扁平足 | |
捻挫や骨折の経験がある | |
手術で切開の経験がある | |
✔ | 便秘や下痢をしやすい。軟便傾向 |
✔ | 下っ腹が出てきた |
✔ | 下肢が冷えやすい |
消化があまり良くない | |
✔ |
脂肪分の多い食べ物を取りすぎる |
✔ | 糖質を取り過ぎている |
✔ | 水溶性ビタミン、鉄、タンパク質の必要性、栄養の偏りを感じる |
嗜好品に食物アレルギーの可能性 | |
薬の副作用 | |
精神的に沈みがち | |
✔ | あまり眠れない |
骨盤の歪みや内臓の機能低下が原因
Eさんの膝を支える大腿四頭筋はかなり筋力低下していました。
Eさんが大腿四頭筋の力を発揮できない原因は
○骨盤の歪みによる大腿四頭筋の弱化
○腰椎の歪みによる大腿四頭筋の弱化
○運動不足による筋力低下
○胆嚢の機能低下による膝窩筋の弱化。
胆嚢の働きは食べた脂肪分を乳化(エマルジョン)する事です。
Eさんは大好きな洋菓子をほぼ毎日食べて、胆嚢がお疲れモードでした。
胆嚢の機能低下で関連筋の膝窩筋が筋力低下を起こしていました。
膝裏の膝窩筋が弱化すると膝関節がグラグラして周辺の筋力を発揮できません。
洋菓子は週一回に
大好きな洋菓子は週一回にして消化器系への負担を減らしました。
背骨や骨盤など週1回の治療で踏ん張りは早々に良くなりました。
痛みが軽減したのでスクワットなど筋力強化も図り、無事に踊れるようになりました。